エレべーター撤去工事の死亡事故事例
- 2025年8月、福岡県:ビル内でエレベーターの回収工事をしていた作業員2名が、約1トンの部品の下敷きとなり死亡しました。
- 2025年2月、埼玉県所沢市:倉庫内で荷物用エレベーターの解体作業中だった男性が、落下してきたエレベーターの下敷きとなり死亡しました。
- 2022年5月、東京都台東区:ビルの解体現場で、エレベーターのワイヤー切断作業をしていた男性が、エレベーターごと落下して死亡しました。
- 2010年2月以前、東京都清瀬市・練馬区:工事用エレベーターの解体作業中に作業員がカウンターウェイトに挟まれる、または自動車運搬用エレベーターの点検中に作業員が搬器と梁の間に挟まれるといった死亡事故が報告されています。
- 1995年以前:工事用エレベーターの解体作業中に、搬器と床の間に作業員が挟まれる事故も発生しています。
主な事故原因
- 重量物の落下・挟まれ:エレベーターのかごや、かごの重さを相殺するための「カウンターウェイト(つり合いおもり)」といった重い部品が落下し、作業員が下敷きになったり、挟まれたりするケースが報告されています。
- 昇降路への転落:エレベーターのかごが撤去された後の昇降路(シャフト)に、誤って転落する事故です。
- 安全装置の解除:解体作業中にエレベーターの安全装置を無効にした状態で作業を進め、事故につながるケースもあります。
- 不適切な作業方法:クレーンなどによる重量物の運搬時にバランスを崩したり、想定外の事態に対応できなかったりするなど、作業方法に問題がある場合があります。
事故の再発防止に向けた対策
- 安全計画の徹底:作業前のリスク評価を徹底し、安全な解体・撤去の具体的な手順を確立する。
- 安全装置の有効活用:エレベーターの安全機能は、作業全体を通じて適切に管理・維持されるべきです。
- 作業員の教育・訓練:作業員に対して、危険性の周知、正しい手順、緊急時の対応について十分な教育を行う。
- 適切な設備の使用:解体・運搬には、それぞれの部品の重量や作業環境に適した機材を使用する。
